先日、「提灯への絵付け体験会」を開催しました。
今回は簡易的な提灯を使って、子どもやご年配の方たちに提灯に思い思いの絵を描いて
もらいました。
岐阜提灯そのものへの絵付けとはいきませんでしたが、その文化に親しむ第一歩として
自由な発想と色使いが光る、あたたかな時間となりました。
今回の絵付け体験会では、参加した子どもたちの真剣なまなざしと、描いた絵が浮かび上がった瞬間の歓声がとっても印象的でした。
そんな光景を見ているうちに、私自身が昔、岐阜博物館で絵を描いたときの事を思い出しました。
岐阜提灯は、岐阜市を誇る伝統工芸品でありながら、その存在や背景を知る人は少なくなってきています。だからこそ、まずは❝楽しい❞❝きれい❞という体験から、子どもたちに興味を持ってもらいたい。
文化は遠くにあるものではなくて、誰かの記憶の中から始まると信じてるので
小さな場から伝統の魅力を一緒に遊びながら伝えていきたいと思います。
私のように、心に残る原体験をたくさん作ってあげたいと思いました。
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